2020-11-01から1ヶ月間の記事一覧
「前坂とも書す。いにしえは舞沢、或は舞沢松原と言ふ」 東海道30番目の宿場舞阪には予てより浜名湖を舟で渡る渡船場があった。 「荒井よりの渡船、舞阪に着岸す」と古文に記録が残されていると言い、 宿場の西の外れが新居に渡る渡船場である。 南には太平…
舞阪の見事な松並木を進むと途中に、「舞阪橋跡」の案内が有った。 ここには舞阪宿で唯一と言う長さ7尺、横三間の舞阪橋と呼ばれる土橋 が架かっていた。 保全に難がある橋で、やがて板橋に掛け替えをしたと伝えている。 並木の中には、「旧東海道五十三次…
篠原立場本陣跡、篠原一里塚跡、坪井村高札場跡や、馬郡村高札場跡 などを示すサインを確認しながら西進すると、奈良の春日大明神より勧 進したと伝わる「春日神社」があり、それを過ぎるとやがて前方に松並 木が見えてくる。 やがて道路幅が急に狭まり、有…
JRの高塚駅前を過ぎると左に逸れる国道とは分かれ、右の旧道に入っ て行く。この辺りではこの先で浜名湖を越えるため、東海道本線や新幹線、 国道1号線やそのバイパスなど、太平洋ベルト地帯を行く大動脈が狭い幅 の一帯に寄合わす様に集まってくる。 浜松…
旧街道はその先の成子の交差点で西に向け折れて、今日の動脈、東海 道本線や東海道新幹線を越え、若林一里塚跡を見て、次の宿場・舞阪を 目指す。その距離は、2里半と12町(11.1㎞)である。 旧東海道は国道257号線と重なった道で、その若林の曲がり角には…
馬込橋を渡ると新町で、いよいよ宿内に入る。 直進すると浜松城・浜松城公園が右手に有り、その南の交差点が人口約 80万人を擁する浜松の中心的な場所、連尺である。 周辺一帯には市役所、市立美術館などがあり、多くの商業施設や飲食店、 事務所やオフィス…
中の町を後に、浜松宿を目指す。 既に浜松の市街地に入っているのに、旧街道は中々宿場の中心に行き着 かない。思った通り、宿場間4里7丁(16.5㎞)の道のりは、うんざり するほどの距離である。 市内に入ると街道筋には、中の町村長を務めた歌人で、嵐山…
見付と浜松の間は、4里7丁(16.5㎞)の長丁場で、その間に流れる 天竜川の渡し場は、見付宿からは1里半のところにある。 舟渡り終えると、中の町立場(休憩施設)であるが、浜松宿まではまだ 2里半も残っている。 普通に考えると立場では無く、宿場があ…
「舟橋」とは、小舟を並列に並べ結び付け、川幅一杯に渡し、その上 に平板を乗せた仮設の橋だ。 このままだと下流側に流され湾曲してしまうので、対策として水中に杭 を打つ、或は舟に重りを結びつけて沈める、又太綱を両岸に渡し縛り付 ける等様々な工夫を…
「天竜川 川幅十町許 一ノ瀬、二ノ瀬の二流となる 舟渡也」 と古書に有るとおり信州の諏訪湖を源流とし、太平洋天竜灘(遠州灘) に流れ出る一級河川で、流れも速く、深みもある事から古くから舟渡し が行われていた。 下流域の川には大きな中州が出来ており…
見付を後に、浜松に向かう。 4里(16.4㎞)を越える長丁場ではあるが、箱根が厳しい峠道の上り下 りに比べれば、こちらは標高で言えば10m前後を行く比較的穏やかで 平坦な道である。 とは言え宿場間の距離が長いと、肉体的にも精神的にも負担が大きい のは…
東海道は全長126里6丁1間(約492m)、その間に53の宿場が設け られている。 単純に言えば、宿場間の大凡の平均距離は、2里半にも満たないが、実 際の距離は長いところ、短いところが入り交じり千差万別だ。 宿場間の距離で一番長いのは、宮と桑名の7里…
街道筋に「町並案内処」を掲げたお菓子屋さんがあり、「名物 あわ もち」の幟旗に引かれ立ち寄ってみた。 見付宿では町中の商店が「いっぷく処」の幟旗を掲げ、店頭にパンフレッ トなどを置いて、休憩や案内に対応していて、この店もその一つである。 当地に…