簾満月の「バスの助手席」

鉄旅、車旅、バス旅、歩き旅、旅なら何でも好きなシューちゃんのブログです。

一番前の席

いつしか私は、歩道側の一番前の席に座るようになった。
今朝もこの一番前の席が空いていた。
決まってここに座れることに、ささやかな満足感を覚える。

ここは実に座り心地が良い。何よりも前が良く見えて面白い。
前には大きなフロントガラスが広がっているだけで、もう何も遮るものが無いから素晴らしい。

目覚めたばかりの街が、既に活気良く、慌ただしく後ろに流れていく。
何時もの人が、何時もの停留所で、何時もの時間のバスを待つ。

ドライバーの、働きっぷり(?)も良く見える。
降車する乗客の仕草も正に千差万別。皆、味があって面白い。

ここは、視点が高いだけに、対向車の様子が手に取るように見える。
皆朝は忙しいのか、実に様々な仕草を見せてくれる。
時に、そんなことしていて大丈夫(?)と思わず突っ込んでしまうような事に出くわす時がある。

パンやおにぎりは朝食か?。バックミラーを覗き込んでの化粧、ハンドルの上に雑誌を載せての読書、相変わらず携帯も多い。中には歯磨き中の人も居た。
くれぐれも安全運転、頼みますよ。

それにここは一人掛けの席だ、隣に誰も居ないのが尚良い。
いつしかここが自分の専用席に成って行く事に嬉しさを覚える。
私は密かにこの席をこう名付けた。
「バスの助手席」。そして私だけの指定席。